ともだちやもんな,ぼくら
作:くすのきしげのり 絵:福田岩緒
友達って,いつも仲が良いというわけではありません。
けんかをしたり,時には裏切りがあったり。そして,仲直りして絆が深まったり。
学校へ行き始めると,子どもたちの世界は少しずつ子どもたちだけの世界になっていきます。
その子どもたちだけの世界の中で,子どもたち自身が学んでいくことがたくさんあります。
しかし,近年,この子どもたちだけの世界が気になって仕方ない親御さんも見えます。
それもそのはず,一昔の子どもたちの世界は,大人が見ようとすれば見える場所だったのですが,見えないところで子どもたちだけの世界は作られつつあるのですから。
そんな今の時代にあって,この絵本の友だち関係というのは,懐かしくもあり新鮮でもあります。
願わくば,我が子にはこのような友だちができてればと思わずにいられません。
小学校入学~小学校中学年のお子さんに,ぜひ読んでいただきたい本です。
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