子どもに読み聞かせをする時に,私たち大人は文字を読んでいます。
ですので,ついつい文字を読み終わると次のページをめくってしまいますが,お話を聞く子どもたちの顔を見たことはあるでしょうか?
子どもは読んでいない。見ている。
どうしても大人は文字を見ているので,『見ている』ということを実感しにくいです。
試しに,一文を暗記して,読みながら子どもの顔を見てみましょう。
子どもは絵本のいろいろな部分を見ています。
言葉が出てくると「あ,さっきも見た」といいながら,前のページに出てきた小さな小さな虫にも気づいていたことを教えてくれます。
ページをめくるタイミングは子どもが決める。
ジーと見たり,あっちこっち見たりして一通り見終えると,ふとおうちの人が読んでいるのが止まっていることに子どもは気づき,顔を上げ,視線を合わせてくるでしょう。
これが合図で,ページをめくるタイミングです。
時間が無い中,忙しい中絵本を読んであげていると,なかなか待つということは難しいことです。
しかし,ぜひ子どもたちの目を見てあげてください。
本から一生懸命何かを学んでいる姿を見ると,ついついこちらも笑顔になってしまいますよ。
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