「勉強しなさい」「宿題やったの」こんな事を言ったり言われたりしたことはみなさんありますよね。
今回は,「自ら学ぶ子を育てるためには」ということを考えてみたいと思います。
根性があるから毎日努力できるのではない。
言われなくてもきちんとできる子。何でも丁寧にできる子。誰の周りにも必ずといっていいほどいると思います。
では,そのような子たちはなぜそのように自分を律して生活できるのでしょうか。
それは,その子たちが特別自分を律する力が強い,根性があるということではありません。
その子たちにとって,きちんとすることや丁寧にすることが当たり前だからなのです。
当たり前=習慣
私たちにとって,食事をすることや睡眠をとること,お話をすることなどは生きるために必要なことなのですが,それは,そうすることが当たり前なので,深い意味を考えずにそれらの行動をとっています。
つまり,自分が当たり前だと思っていることは,大抵,自分にとって習慣になっているということが言えるのだと思います。
どうやって習慣づけるか
習慣というのは意識的に作ることは可能ですが,習慣づけるまで,それこそ根性が必要となります。
一番いいのは,自分が気づかないうちに習慣づいていた,というパターンです。
すなわち,親や家庭が意図的に習慣づけを行うということです。
例えば,毎晩寝る前に絵本を2冊読み聞かせをするとしましょう。
正直,これは結構しんどいです。そう,習慣づけるということは,自分もその習慣で生活するということに他なりません。
しかし,子どもはやがて寝る前に絵本を読んでもらわないと寝ないと言うようになり,いつの間にか自分で本を読むようになります。
そして読書をするということが習慣となっていくのです。
習慣づけに手遅れはない
では,もう習慣づいていない子は勉強をすることも本を読むことも無理なのか,と思うかもしれませんが,私はそうは思いません。
上にも書いたように,家族全員の生活習慣を変えれば,自然と子どもも変わってくると思います。
言うまでもなく,言うは易し行うは難しです。子ども(人)を変えるためにはまず自分(達)が変わらなければいけません。
習慣づけるということが,子どもを導くということなのかもしれませんね。
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